センター概要
センター長挨拶
東北大学
国際集積エレクトロニクス
研究開発センター
センター長 遠藤 哲郎
集積エレクトロニクスは、あらゆる産業製品や社会基盤に活用され、我々の生活の質を決定する技術です。カーボンニュートラル2050やAI/DX社会実現という地球規模のニーズに対し、飛躍的な省電力動作を実現できる革新的集積エレクトロニクスシステムが求められています。
国際集積エレクトロニクス研究開発センター(CIES)は、多様な国内外の企業、そして地方公共団体と連携して、材料・デバイス・集積化技術・回路・アーキテクチャ・システムなど、産学共同研究、大型国家プロジェクト、地域連携プロジェクトからなるCIESコンソーシアムを運営し、14年目を迎えました。
本学は2024年に国際卓越研究大学として第一号に認定され、3つのコミットメント:①Impact(未来を変革する社会価値の創造)、②Talent(多彩な才能を開花させ未来を拓く)、③Change(変革と挑戦を加速するガバナンス)を約束しています。本センターは、半導体分野を主戦場として、これらに全方位で貢献します。
具体的には、国際産学研究開発活動に加えて、NTT IOWNに係るNEDOポスト5G事業では、「光電融合インターフェイスメモリモジュール技術」において広帯域バッファメモリの開発を進め、NEDO AI半導体事業では、世界初となるCMOS/スピントロニクス融合技術を活用したエッジAI向け実証チップの開発に成功したところです。加えて、JAXA宇宙探査イノベーションハブ事業では、ISSでの待機電力不要システム及び宇宙放射線耐性の実証を目指しております。文科省パワエレ事業では、超小型両面冷却パワーモジュールの開発に成功し、集積エレクトロニクス技術に係るコア技術の研究開発を更に推進しております。さらに、文科省X-nics事業「スピントロニクス融合半導体創出拠点」として、国内の14大学と連携しながら高度人材育成を進めております。加えて、日米大学間パートナーシップ(UPWARDS for the Future)に中核拠点として参画しており、産業界と日米大学の連携により、革新的な半導体の研究開発、製造、サプライチェーン、人材育成に取り組んでおります。さらに、東北半導体エレクトロニクスデザインコンソーシアム(T-Seeds)に顧問として参加し、産業界・大学や高専・行政などの関係機関と連携しながら、我が国の半導体等関連産業の基盤強化、人材育成やサプライチェーンの強靭化等に取り組んでいるところです。2025年には、「東北大学半導体クリエイティビティハブ(S-Hub)」が発足し、グローバルフロンティア人材育成部門の部門長を拝命しました。
これらの活動を通じて、カーボンニュートラルな社会の実現、経済成長と経済安全保障の確保、そしてそれらを担う高度人材の育成に寄与して参る所存です。
ここまで、本センターが発展して参りましたのも、多くの皆様の継続的なご支援、ご協力によるものです。心からお礼を申し上げますと共に、引き続きのご支援をお願い申し上げます。
2026年3月